かわうそ瓦版

Shopify・ネットショップの新着と、店の中の実例

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読みもの2026年9月24日

BASE・STORES・カラーミーとShopify、実店舗もやってる店が選ぶならどれか

月商別にいくらかかるか計算しました。手数料はどこもほぼ同じ。差が出るのは実店舗のレジをどうするかでした。うちがスマレジからShopify POSに移したときの話も書きます。

ネットショップを始めるとき、最初に迷うのがカートです。うちは20年、横浜で実店舗をやりながらネットショップもやってます。いまはShopifyですが、その前は別のカートでした。

「どれが安いか」で調べる人が多いと思うので、まず全部計算しました。2026年9月24日時点の各社の公式ページの数字です。

月額と決済手数料(公式ページの数字)

サービス月額決済手数料
BASE スタンダード0円3.6% + 40円 + サービス手数料3%
BASE グロース16,580円(年払い時)2.9%(サービス手数料0円)
STORES フリー0円5.5%〜
STORES スタンダード3,300円(税込)3.6%〜
カラーミー レギュラー4,950円3.4%〜
カラーミー ラージ9,595円3.4%〜
Shopify Basic4,850円(年払いなら3,650円)3.55%
Shopify Grow13,500円(年払いなら10,100円)3.4%
Shopify Advanced58,500円(年払いなら44,000円)3.25%

出どころ: BASESTORESカラーミーショップShopify(いずれも2026年9月24日に確認)

月商別に、実際いくら引かれるか

平均単価1万円、全部クレジットカード決済として計算しました。

月商30万円(30件)

  • BASE スタンダード … 約21,000円
  • STORES フリー … 16,500円
  • STORES スタンダード … 14,100円
  • カラーミー レギュラー … 15,150円
  • Shopify Basic(年払い) … 14,300円

月商100万円(100件)

  • BASE スタンダード … 70,000円
  • BASE グロース … 45,580円
  • STORES スタンダード … 39,300円
  • カラーミー レギュラー … 38,950円
  • Shopify Basic(年払い) … 39,150円

月商300万円(300件)

  • BASE グロース … 103,580円
  • STORES スタンダード … 111,300円
  • カラーミー ラージ … 111,595円
  • Shopify Basic(年払い) … 110,150円

見てのとおり、月商100万を超えたあたりから、どこを選んでも月に数千円しか変わりません。BASEは最初の一歩としては強いけど、売れてくるとスタンダードのままはきつい。逆にグロースにすると月商300万では一番安くなります。

つまり、手数料で選ぶ意味はほとんどない。うちが実際に決め手にしたのは別のところでした。

実店舗があると、話がまるごと変わる

うちは店舗が先にあって、ネットショップが後です。この順番だと、いちばん面倒なのが在庫と会員を店とネットでどう揃えるかになります。

店のレジは長いことスマレジを使っていました。ネットショップは別。だから、店で売れた分をネットに反映するのは手作業。ポイントカードも紙。お客さんが「この前ネットで買ったんだけど」と言っても、レジの画面には何も出ない。

ここを揃えたくてShopifyにしました。Shopify POSなら、レジもネットも同じ在庫・同じ顧客データを見ます。STORESもPOSレジを持っていて、スタンダードプランなら追加料金なしで使えます(公式にそう書いてあります)。BASEは実店舗まわりが弱い。カラーミーは外部のPOSと繋ぐ形になります。

店をやっているなら、比較するのは手数料じゃなくてここです。

移行で本当に詰まったところ(うちの失敗)

きれいに移れたわけではありません。実際にやらかした話を3つ書きます。これから移る人は、同じ穴に落ちないでほしい。

1. 昔の売上を取り込んだら、全部にポイントが付いた

スマレジの過去データをShopifyに流し込んだとき、取り込んだ注文1件ごとに「新しい注文が入りました」の合図が飛んで、ポイントが自動で付きました。2013年の買い物にまでポイント。2日で2,284件、196,106ポイント。ふだんは1日10〜20件です。

気づいたのはスタッフが「この人のポイント、おかしくないですか」と画面を見せてくれたから。取り込みの前に、自動付与を止める。これは必ずやってください。

2. 在庫の置き場所を間違えて、ネットが全部売り切れになった

Shopifyは在庫を「場所」ごとに持ちます。店頭・催事・通販、と分けられるのが利点ですが、逆に言えば置き場所を間違えるとネットには1個も無いことになる。入荷した分を店頭の場所に入れてしまって、通販が丸ごとSOLD OUTになっていた日があります。

3. バーコードが空の商品ができた

まとめて商品を作るとき、バーコードの採番が抜けたまま登録されたものがありました。レジでピッとやっても出てこない。店頭が止まります。移行したら、バーコードが空の商品がないか一覧で確かめる

正直、Shopifyのここは面倒

良いことばかり書くと嘘になるので。

  • アプリの月額が積み上がります。あれこれ入れると、本体より高くなることがある。
  • 日本語の細かい所(納品書の住所の並び順とか)は、結局こちらで直すことになりました。
  • 困ったときに出てくるのが英語のドキュメントばかり。日本語で情報が多いのはカラーミーやBASEのほうです。

これから始める人へ、うちの結論

  • まず売れるか試したい … BASEかSTORESのフリー。初期費用がかからないので、失敗しても損は時間だけ。
  • 月商30〜100万で、ネットだけ … STORESスタンダードかカラーミー。日本語の情報が多くて、詰まりにくい。
  • 実店舗がある/これから出す … ShopifyかSTORES。レジと在庫が1つになるかどうかで、毎日の手間が変わります。
  • 海外にも売る … Shopify。多通貨と海外配送まわりは、ここが一番楽でした。

どれを選んでも、移すときが一番しんどいです。売れてから移すより、早いうちに決めたほうが痛みは小さい。うちは遅かったほうなので、そこは余計にそう思います。

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